沖縄本島北部にある『東村村民の森つつじエコパーク』のキャンプ場に行ってきました。オートサイトとフリーサイトが選べるのですが、乳幼児連れでのキャンプということもありオートサイトで2021年3月6日に1泊してきました。
園内には大型遊具があり、シャワー室やレンタル機材も充実しており、子連れでキャンプしやすいサイトでしたよ。今回私たちが訪れた時には雨だったので満喫できない部分もありましたが、天候が良い時にまた利用したいと思うキャンプ場でした。
つつじエコパークキャンプ場はどんなところ?
沖縄本島北部に位置する東村の役場から高台に上がると東村村民の森であるつつじエコパークはあります。
広大な敷地内にはキャンプ場だけではなく、毎年3月に行われるつつじ祭りが有名な『つつじ園』や体験学習施設、バンガローが立ち並ぶ宿泊施設もあります。
予約方法
予約方法は現時点では電話予約のみとなっています。
通常は3か月前から可能なのですが、新型コロナウイルス感染症のため、1か月前から予約可能と変更されていますのでご注意ください。
詳しくはこちらの公式サイトをご確認くださいね。
チェックイン
チェックインはエコパーク入り口から橋を渡った先にあるサービスセンターで受付します。
通常は14時以降(17時まで)のチェックインとなりますが、この日は午後から雨予報だったため、雨が降る前に設営したかったので当日に連絡して早期チェックインさせてもらいました。
9時半ごろに自宅を出発して、沖縄北ICから許田へ向かい、名護市内で食材買い物をしながら12時ごろ到着しました。
混雑していなければ、当日連絡でも早期チェックインは対応してもらえますよ。
受付すると、利用案内と東村の分別用ゴミ袋がもらえます。利用案内にごみの分別ルールも書かれているので、それを見てごみを分別したら、サービスセンター前のごみ収集場所で回収してくれるので、家までごみを持ち帰る必要がないというのはありがたいですね。
キャンプ場の設備
キャンプ場は40区画のオートサイトと、20区画のフリーサイトがあります。
今回はオートサイトを利用しましたので、オートサイトの作りと利用できる設備についてご紹介します。
オートサイト
オートサイトは車1台分の駐車スペースと併設されたサイト(広さ約49㎡)を利用することができます。
1サイトは、テント1張り・タープ1張り・車1台・定員5名まで(1家族の場合、最大7名、乳幼児を含む)となっています。
オートサイトの駐車スペース脇には東村の特産品でもあるパイナップルの形をした電灯があり、その柱には電源を1300Wまで使うことができます。
オートキャンプセンター
キャンプ場の中心にあるオートキャンプセンターはトイレやシャワー室、コインランドリー、レンタル品の貸し出しなどを行っています。
薪も販売しており、直火は禁止なのですが、後述する炊事場にかまどがあるので、薪で調理することもできますよ。私が訪れたときには1束700円(税別)でした。
炊事場
炊事場はオートキャンプセンターに併設を含めて全3か所あります。
私たちが利用したオートサイトは19番でしたので、マップでいうと右下の炊事場が一番近かったのでそちらを利用しました。
洗い場にはスポンジと洗剤も置かれていたので、洗剤を忘れてしまった我が家は助かりました。
もちろんかまどや灰捨て場もあります。
トイレ
炊事場の隣にはトイレがあります。男女別になっていて、女性用トイレは和式の個室1つだけでしたので和式に慣れていないお子様は注意が必要です。洋式トイレはオートキャンプセンターまで行かないとありません。
ちなみに我が家の3歳の娘は初和式トイレだったのですが、楽しかったみたいで、これ以降和式トイレを見かけると和式を選ぶようになってしまいました(;^ω^)
シャワー室
オートキャンプセンター内にもシャワー室があるのですが、新型コロナウイルス感染症に配慮し更衣室での混雑を避けるため使用禁止となっており、オートキャンプセンター裏の個室のシャワー室のみ利用可能となっていました。
固形石鹸だけ置いてあるのですが、シャンプーリンスなどは自分で用意する必要があります。
シャワーは無料で利用でき、お湯がちゃんと出るのがありがたかったです。
コインランドリー
今回利用することがなかったのでチェックしそびれてしまったのですが、オートキャンプセンター内にコインランドリーがあります。
私たちが利用したときにもバイクのライダーさんなどがいたので、ツーリング旅行の方々や長期滞在の方々にはありがたいのではないでしょうか。
施設情報(アクセス・営業時間など)
営業時間 | 事務所営業時間(電話対応可能時間)8:30~17:30 |
定休日 | なし |
料金(税込) | 【1泊利用(チェックイン14:00 チェックアウト13:00)】 オートサイト1区画:4,400円、フリーサイト1区画:2,750円、施設利用料1人:110円 ・早期チェックイン料金(通常14時を9時へ変更):550円 ・延長チェックアウト料金(通常13時を17時へ変更):550円 【日帰りデイキャンプ(チェックイン9:00 チェックアウト17:00)】 オートサイト1区画:4,400円、フリーサイト1区画:2,750円、施設利用料1人:110円 ・17:00以降も使用したい場合、宿泊したい場合は+550円※予約日3日前よりキャンセル料あり |
住所 | 沖縄県国頭郡東村平良766-1 |
アクセス | 【バス】東村役場バス停から徒歩約10分 【車】沖縄自動車道許田ICから国道58号経由40km約40分 |
駐車場 | 約50台(無料) |
公式サイト | つつじエコパーク |
雨の乳幼児連れオートキャンプレポート
今回つつじエコパークのオートサイトに1泊したのですが、設営後しばらくしたら予報通り雨・・・翌朝撤収するときまでずーっと雨でした。そんな雨の中での乳幼児連れてのキャンプはなかなか大変ではありましたが、良い経験になりました。そんなむっちゃんファミリーのキャンプ記録です。
乳児と設営
生後10カ月の息子を連れて初めて自前のテントを設営しました。
設営中、息子をどうするかというのを考えた結果、オートサイトであれば車の隣で設営ができるので、車のドアを開けたままチャイルドシートに座ってもらっていれば良いはず!と思いつきました。
好みのおもちゃやお菓子を食べて待ってもらっている間に、設営スタートです。
しかし、3歳の娘は12時過ぎに着いたのでおなかがペコペコということで、最近ハマっているポケモンのカップ麺を食べて待ってもらいました。それでも手伝いたがりの娘は何かというと周りをちょろちょろと動き回っていましたけどね。
前回設営したのが、2020年11月のキャンプ
約1年半ぶりの設営で少々手間取り30分ほどかかって設営が完了しました。
騒がずに待ってくれた息子ありがとう。
即席めん万歳
お昼ご飯は設営しながらの準備になると予想していたので即席めん祭りです。
設営しながら並行してお湯を沸かしたりしながら準備。
娘は先ほど書いた通り、ポケモンのカップラーメン。
旦那の銀平さんはインスタント焼きそば。
私は保冷剤を兼ねて購入した水のいらない冷凍ラーメンです。
この冷凍ラーメンがクッカーにぎりぎりおさまらなくて、ちょっとずつ溶かしながら崩してなんとかおさめましたよ(苦笑)
しかし、冷凍ラーメンって本当に便利ですよね。お湯を沸かさずに、そのまま鍋で温めるだけで食べられるって最高です。キャンプ飯としては本当に便利すぎる。
大型遊具であそぶ
腹ごしらえの後は場内の散策です。
つつじの時期ですので、美しいつつじとその周りに飛び交う蝶に誘われるがまま歩いていると
キャンプ場の奥に遊具を発見!!
東村の特産品であるパイナップルを模した巨大遊具です。
すべり台や、ターザンロープなどに大はしゃぎの娘。
息子は脇にある小さい遊具でつかまり立ちをしてご機嫌でした。
貸し切り状態で遊べて娘はご機嫌でしたが、途中トイレに行きたくなり、キャンプ場まで走って戻ることに。
トイレが近くにないのでご注意くださいね。
つつじ祭り真っ只中
キャンプ場でトイレに駆け込んで落ち着いたあと、娘はまた遊具で遊びたがっていましたが、私は雨が降る前にどうしても行きたい場所がありました。
3月のつつじエコパークといえば、つつじ祭りでしょ!!
というわけで、つつじ祭り会場へレッツゴー
同じ公園内とはいえ、キャンプ場からつつじ園までは距離があるので車で移動です。
つつじ祭りの詳細リポートはこちら↓
キャンプ場のつつじもきれいだったけれど、そんなものは大したことないと感じるくらいの壮大さで驚きました。
想像以上のつつじ祭りでした。
雨と魚釣りとキャンプ飯
キャンプ場に戻ってくるとぽつぽつと雨が。
私は料理を担当し、その間に銀平さんに娘と息子をシャワーに入れてもらいました。
雨ということもあり、炭火を使うのはあきらめてバーナーだけで作れる料理をしました。
雨じゃなくても、乳幼児がいるとやけどが心配ですので炭火は極力使わないんですけどね・・・
今回のメニューは
銀平さんオーダーの『鶏すき焼き鍋』
エビ好きの娘のために、シーフードミックスを使った『アヒージョ』
焼いただけの『厚切りベーコン』
野菜は自宅で切ってジップロックに詰めて持ってきましたので鍋に投入するだけ。
刃物はキッチンバサミしか持ってきていないので鶏肉とベーコンをカットするだけです。
シャワーから帰ってきた娘たちは、テント内で魚釣りあそびを楽しんでいました。
雨の退屈しのぎ対策として用意しておいたアイテムがかなり役に立ちましたよ。
キャプテンスタッグツールームテントと雨漏り
食事後暗くなってくると雨が本降り状態に。
雨の中でキャプテンスタッグツールームテントを使用したのは今回がはじめて。
不安に感じていると、ポタポタと雨漏りしてきたではないですか!?
テントの前面のリビング部分の左右側面にはチャックで開閉できる窓があるのですが、そのチャック部分から雨漏りしていました。
インナーテント部分は雨漏りすることはなかったのですが、雨の時にリビング部分で過ごすのは残念ながらむずかしいですね。
テントの上に大きなタープを張るのが良さそうだなと思ってので、次に購入するのは大型タープになりそうです。
疲れ果てた子どもたちは20時前には眠りについたのですが、私は雨漏りするんじゃないかとハラハラした気持ちもありあまり寝付けませんでした・・・
近隣のキャンパーさんの話し声が気になってしまったのもあるんですけどね。
銀平さんも同様だったようで、撤収の時の天候も気になってそわそわな夜を過ごしました。
早朝の雨撤収
雨の音が少し落ち着いてきた早朝5時。
日もまだ上らない中、このすきに撤収した方が良さそうだぞと判断した我々夫婦。
さすがに5時に音を立てるのはご迷惑なので6時まで我慢し、娘と息子を車に放り込んで一気に撤収。
どうにか雨が落ち着いている間に撤収することができました。
その後、またもや雨足が強くなってきたのでナイス判断だったはず。
13時までのんびり過ごすことができたのですが、雨での長居は無用と8時過ぎにはチェックアウトしました。
つつじエコパークの感想
初めて利用したつつじエコパークの感想です。雨でゆっくりできなかったですが、子連れでも快適に過ごすことができました。
良かったこと
大型遊具で子どもが大はしゃぎ
キャンプ場のすぐ隣に遊具があるので明るい時間は子どもが楽しんで過ごしやすいのはありがたいです。
他にも近隣の福地ダムでカヌーや遊覧船があるので晴れていればそれらも楽しむことができたと思います。
ゴミを処理してもらえる
ゴミを持ち帰らずに済むというのはかなりありがたいですよね。キャンプ用品でパンパンな車にさらにゴミを詰め込むというのはとてもつらいものがあるので、ゴミ袋をいただけて捨てさせてもらえるというのはうれしかったです。
夜もほどほどに明るい
炊事場が常に電気がついているので、真っ暗にならないというのは安心でした。防犯対策にもなりますし、もし夜中に娘がトイレに行きたがったりしたら、真っ暗だとパニックになるかもしれないですものね。
残念だったこと
水はけが悪かった
基本的に不満点はあまりなかったのですが、ひねり出した悪かった点は水はけが悪いというところでしょうか。。。
芝のサイトでしたので、雨の降り方にもよるとは思うのですが、半日雨だったこともあり、テントはグランドシートがなかったらかなりぐちょぐちょになっていたと思います。
購入したばかりの新車のシートも泥だらけで、翌日テントを洗ったり洗車したりがかなりの重労働でした。
水を逃がしてあげられるような作りになっていたらもっと良いのになと思いますね。
雨だと電源使いづらい
せっかく電源がありましたが、雨だと使いづらい場所にあるためまったく利用しなかったです。
もう少しサイトの内側にあればタープの下とかに配置できるのかな・・・
まとめ
オートサイトはすぐ隣に車を置いておけるので、乳幼児連れは設営や撤収がやりやすかったです。
つつじエコパークの設備はどれもきれいでしたので、安心して利用できるのもとてもよかったですね。子連れのファミリーキャンパーだけでなく、レンタル機材もそろっており、私たちの隣のサイトの方々はテントをレンタルしていたのですが、スタッフの方が設営を手伝ってくれていて親切に対応していましたので、初心者でも利用しやすいと思います。
次回は晴れた日にぜひ利用したいものです。
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