おひつじ座、おうし座、ふたご座・・・などテレビや雑誌などでの星占いでおなじみの12の星座。どうやって決められているのか知っていますか?
夜空には他にも星座があるのにどうしてこの星座なのか、なぜ生まれた日で星座が決まるのか、不思議ですよね。
「生まれた時季によく見える星座なのかと思ったので、誕生日に探したけれど見えなかった。どういうこと!?」なんて思っている人もいませんか?
そこで今回は、星占いの星座についてご案内します♪
星占いの起源
むかしむかしの古代の人は、「天に異変が起きたら、それは神のお告げ」と考えていました。
日食や月食、惑星の月への接近などの通常と違う天体現象や星の動きを観測し、政変や疫病、干ばつなどの有事を占ったのが占星術の始まりと言われています。
星占いの星座はどうやって決まったの?
地球は太陽の周りを1年かけて1週回っています。それを『公転』と言います。
そのため、地球から見た空にある太陽の方向は毎日変わっていきます。
太陽が1年をかけて星々の間を通る道すじを『黄道』と呼び、その道すじ上にある、おひつじ座、おうし座、ふたご座、かに座、しし座、おとめ座、てんびん座、さそり座、いて座、やぎ座、みずがめ座、うお座の12の星座が『黄道12星座』と呼ばれ、星占いなどに使われるようになったのです。
自分の星座を誕生日に見ることができないのはなぜ?
星占いの誕生星座は「生まれた時に太陽が位置していた星座」です。
つまり、太陽と一緒に上って沈んでいく星座になりますので、昼間に空にあり、しかも太陽の近くのため、太陽の光にかき消されてしまい見ることができないのです。
12星座と期間
星座名 | 期間 |
---|---|
おひつじ座 | 3/21~4/19 |
おうし座 | 4/20~5/20 |
ふたご座 | 5/21~6/21 |
かに座 | 6/22~7/22 |
しし座 | 7/23~8/22 |
おとめ座 | 8/23~9/22 |
てんびん座 | 9/23~10/23 |
さそり座 | 10/24~11/22 |
いて座 | 11/23~12/21 |
やぎ座 | 12/22~1/19 |
みずがめ座 | 1/20~2/18 |
うお座 | 2/19~3/20 |
本当は『黄道13星座』であるという話を聞いたんだけど・・・
星座はもともと世界共通のものではなく、それぞれの国や地域で星を組み合わせて呼び名を作っていました。
星座の名前や星の組み合わせが違うと不便なため、1928年に国際天文学連合が、現在でも使われている全天の88の星座とその境界線を決めました。この時に、黄道12星座の境界線も同時に決められたのですが『へびつかい座』の一部を黄道が通過するようになってしまったのです。
そのため、最近では『へびつかい座』も含めた13星座での星占いも見かけるようになりましたね。
まとめ
自分の星座がこんなふうに決まっていたんだというのをわかっていただけましたか?
実際には13星座になりますので、自分の星座もまったく見えないわけではなく、日没直後の西の空に見えたりします。ですが、はっきり見るとしたら誕生日の3、4か月前に南の空の見えやすいところにあると思いますよ。
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