自分の星占いの星座こと誕生星座を夜空で見たことありますか?
第1弾は秋に見られる星座である、みずがめ座・うお座・おひつじ座について
第2弾では冬に見られる星座である、おうし座・ふたご座・かに座についてご案内しました。
今回は春の時期に見られる、しし座・おとめ座・てんびん座について、夜空で自分の星座を探す方法と星座にまつわるエピソードをご案内しますね。
目次
しし座・おとめ座・てんびん座は春の星座
このブログのタイトルをみて、あれ?夏から秋ごろに自分は生まれたのになんで春の星座なの?と思われたかもしれません。
星占いの誕生星座は「生まれた時に太陽が位置していた星座」なので、誕生日には太陽に隠れてしまって見えないんですよ。見えやすい時期は誕生日の3,4ヶ月前なので、しし座・おとめ座・てんびん座が見られるのは春の時期になります。
くわしくはこちらの記事をご覧くださいね。
春の星座は北斗七星からたどろう
春の夜空を見上げると、まず目につくのは北の空に高く上った、神社のお手水をくむひしゃくのような形をした北斗七星です。
北極星を探すのに使われるので有名ですよね。
ひしゃくの持ち手となる柄の部分を弓なりに伸ばしていくと、
オレンジ色に輝く1等星のうしかい座のアルクトゥルスにたどりつき、
さらに伸ばしていくと後で紹介するおとめ座のスピカに達します。
この美しいカーブは「春の大曲線」と呼ばれています。
しし座
7/23~8/22の生まれの方の誕生星座にあたります。
春の星座の中でもわかりやすい、「ししの大鎌」と呼ばれるクエスチョンマークを裏返しにしたような星の並びが特徴です。
しし座のエピソード
天をかける勇ましいライオンの姿をしたしし座は、
夜空を見上げてその姿を想像するととても格好良いですよね。
ギリシア神話によると、英雄ヘラクレスに退治されたどうもうな人喰いライオンがその正体とされています。
ししの胸元に輝く1等星のレグルスは「小さい王」という意味で、地動説を提唱したことで有名なコペルニクスが名付け親です。
しし座の見つけ方
4月の夜9時ごろに南の空高くに輝く星座です。
北斗七星の下のほうにクエスチョンマークを裏返しにした形に並ぶ「ししの大鎌」を探しましょう。
クエスチョンマークの下の点にあたる白色に輝く1等星のレグルスが目印になります。
しっぽの部分で光るのは2等星のデネボラで、そのまま「ししの尾」という意味です。
デネボラはうしかい座のアルクトゥルス、おとめ座のスピカと結んで「春の大三角」と呼ばれています。
おとめ座
8/23~9/22の生まれの方の誕生星座にあたります。
全天で2番目に大きな星座で、純白に輝く1等星「スピカ」を有しています。
おとめ座のエピソード
おとめ座は翼があって麦の穂を持つ女性の姿をしています。
モデルは諸説あって、農業の女神デメテルや、その娘であるペルセポネー、または隣にある天秤(てんびん座)の持ち主である正義の女神アストライアだとも言われています。
春の夜空の中で、美しく純白に輝く1等星のスピカは日本では清楚なイメージから「真珠星」とも呼ばれています。
おとめ座の見つけ方
5月の21時ごろ南の空に見られる星座です。
先にご案内したように、北斗七星の弓なりにそった柄のカーブをうしかい座のアルクトゥルスを経て、さらに南にのばしていくとおとめ座の1等星スピカがあります。
スピカから縦にアルファベットのY字型に並んでいる星がおとめ座です。
大きな星座ですが、スピカ以外に明るい星がないため、全体像は見つけにくいかもしれません。
てんびん座
9/23~10/23の生まれの方の誕生星座にあたります。
明るい星がないため見つけにくいですが、「く」の字の並びが目印です。
てんびん座のエピソード
黄道12星座は生き物の姿をしているものがほとんどですが、てんびん座だけ道具をあらわしていますよね。
ギリシア神話によると、正義の女神アストライアが善悪を裁くために使ったといわれる天秤の姿なのだそうです。人が亡くなると、アストライアが天秤で善悪を量って、善人であれば天国へ、悪人であれば地獄へ送るそうです。
日本人には閻魔(えんま)大王がなじみ深いのですが、海外ではアストライアになるのですね。
てんびん座の見つけ方
6月の南の空で見られる星座です。
おとめ座の1等星スピカとさそり座の赤く輝く1等星アンタレスの間に3つの星がひらがなの「く」の字を裏がえしたような形に並んでいます。これがてんびん座です。
まとめ
春に見られる誕生星座は、春の大三角を形成する星を有するおとめ座としし座に、おとめが持っていたとされるてんびん座とつながりが感じられる星座たちでしたね。
冬や夏に比べると明るい星の少ない春の夜空ですが、二重星や銀河など他の星座にも見どころがあるんですよ。
また別の機会にご紹介したいですね。
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