屋外の観光スポットが多い沖縄。観光に来たけれど、雨が降ってしまった。子どもを連れてどこに行けば良いだろう。そんな風に困ったことはありませんか?
そんなときに真っ先に思いつく有名スポットは「美ら海水族館」だと思うのですが、実は同じ海洋博公園内にある「熱帯ドリームセンター」も雨でも十分楽しめるスポットなのですよ。屋内施設だけで過ごしても、3~4時間あっという間に過ぎてしまいました。美ら海水族館ほど混雑もしていないので、ゆったりと周ることのできる穴場スポットです。
最新の情報については、熱帯ドリームセンターへお問い合わせいただくようお願いいたします。
目次
土砂降りの沖縄北部でどこに行こう
本部町のむりぶしPLUSで宿泊し、翌日はエメラルドビーチあたりで海あそびする気満々だったむっちゃんファミリー
しかし、雷ごろごろの土砂降り雨になってしまいテンションさがりまくり。
近くに美ら海水族館があるけれど、7月に行ったばかりだし、混みそうだなあ。そういえば、海洋博公園には熱帯ドリームセンターもある!あそこは大きな温室がいくつもあるから雨でも見られるんじゃないか?3歳児と0歳児を連れて、ゆっくり周るにはいいはず!
沖縄の海洋博公園にある「熱帯ドリームセンター」
熱帯ドリームセンターは2000株以上のランを中心に、熱帯・亜熱帯の花々やトロピカルフルーツを年中見ることのできる大きな温室がある植物園です。写真映えする回廊や遠見台もあり、古代魚のアロワナも展示されており、植物以外にも見どころがあります。
雨にぬれずに最奥の「回廊」までたどり着けるのか
施設マップのルート案内を見てみると、屋外に出ないと周れないように見えます。
※下記リンク先参照
熱帯ドリームセンター施設マップ
するとスタッフの方が、中庭など外に出なくても「回廊」に行くことは可能で、すべての温室を回れると教えてくれました。
スタンプラリーをやっていて娘はやる気満々だったので、すべて周れそうで一安心です。
ちなみに私が昔働いていた植物園は、屋外のみなので天候が悪いとお客さんが来ないのが弱みでした。。。
ファレノプシス温室~たくさんの胡蝶蘭に囲まれる~
まずやってきたのは「ファレノシプス温室」
胡蝶蘭(こちょうらん)と言った方が馴染み深いでしょうか。
その名前の通り蝶々が羽を広げたような花が特徴のランです。
よく、店舗の新規オープンなどのお祝いの時に贈られる高級な花として知られていますね。
紫、ピンク、白、オレンジと色とりどりの胡蝶蘭が迎えてくれます。
マスクをしていても香りがわかるほどのランに囲まれ、胡蝶蘭だけでこれだけの種類があるのかと驚かされました。
バンダ温室~幻想的な空間に~
バンダはヒスイランとも呼ばれていて、青紫色の花のイメージが強いですが、ピンクやオレンジ、白などあるのですよ。
着生ランなので、水やりのためにミストを出していたようで、温室内は幻想的な雰囲気になっていました。
カトレア温室~洋ランの女王~
カトレアは美しく大きな花を咲かせるので、洋ランの女王とも呼ばれています。
花だけでなく香りも特徴的で、香水のような甘い香りが漂っていました。
カトレアだけでなく、ランの名がつく他の植物なども展示されていました。
私が驚いたのは巨大ビカクシダ!
コウモリランとも呼ばれていて、観葉植物として育てるファンもたくさんいますね。
果樹温室~果物好きにはたまらない~
お次は果樹温室、私がもっとも興奮した温室です。
植物園ガイド時代も果樹やハーブなど食べられる植物が好きで、オリジナルマップを作ってしまうほどでした。
温室だと安定した環境を保てるので、やはり結実したものがたくさんあって見ごたえありました。
つい写真を撮りまくってしまった(;^_^A
中でも驚きは「ドリアン」
その独特な香りが有名な果物の王様ですね!
まさか実っているドリアンが沖縄で観られると思わなかったので、ドリアンだけで5枚くらい撮影しちゃいました(笑)
3年連続で実っているそうですよ♪
それと、カカオが面白かったですね。
見てください!
こんな幹に近い部分に実がなるなんてびっくりですよ!!
果樹温室は他にも様々な熱帯果樹が実っていて、おいしそうなあまーい香りが漂っていました。
鯉と戯れる
回廊に向かう途中に池があります。
そこには鯉がいてエサが販売されているので、エサやり体験ができました。
色鮮やかな鯉が口をぱくぱくしながらエサを欲する光景に臆病な娘はビビるかと思いましたが、それだけお腹を空かしているのかと思ったようで「こいさんどうぞ~」とあげていましたよ。
ちなみにエサのケースはモナカでできているので、ケースもごみにならずあげることができるエコな仕様になっていて、そこが私的に感動ポイントでした。
回廊~傘とシャボン玉とソフトクリーム~
ようやく最奥の回廊に到着です。
この日は「なないろーど ~虹の道~」というイベントをやっていて、カラフルな傘で7色に装飾されていました。
そして、スタッフのお姉さんが黙々とシャボン玉を飛ばしていました。
娘はシャボン玉に大喜びで雨に濡れそうになりながら、大はしゃぎで追いかけていました。
シャボン玉を追いかけて舞う娘 pic.twitter.com/4OedRnarLg
— むっちゃん@沖縄の外遊び好き母ちゃん (@yuttaricamp) September 20, 2020
そして回廊に併設されている休憩所に入ると、娘が大好きな種子こと松ぼっくりとドングリの展示がありました。
自分の顔と同じくらいのサイズの松ぼっくりに驚いていましたよ。
さらに、カフェでソフトクリームを見つけた娘は、きっちりおねだりしてパイナップルソフトクリームをゲット。
マンゴーのように濃厚な甘さのソフトクリームを堪能しました。
展示室と遠見台~世界のゴキブリ展示~
展示室では「世界と沖縄の昆虫大集合!」というイベントを開催中でした。
私は昆虫がとってもとーっても苦手なので、近づかないように気を付けていました。
写真を撮るなんてもってのほかです。
遠巻きにヘラクレスオオカブトがうっかり枝から落下するのを見たくらいです。
好き好んで世界のゴキブリを見ようだなんて思いませんし、大きな蝶が舞うバタフライルームに入ろうだなんて恐れ多いです。巨大蛾のヨナグニサンの標本なんてこわごわとチラ見です。
ですが、昆虫大好きなキッズであればきっと大興奮の展示だと思います。令和3年1月3日までやっている長いイベントなので、ぜひ機会があれば行ってみてください。
そして、展示室の上の遠見台へ
その形状から階段で登りそうですが、実はエレベーターで展望室まで行けます。
赤ちゃんを抱っこしていても余裕です。
しかし、この日はあいにくの雨でしたので、景色はお察しください(*_*)
ビクトリア温室~古代魚とオニバス~
最後の温室ビクトリア温室へは順路だと中庭を抜けることになりますが、土砂降り雨なので果樹温室まで戻って、渡り廊下を渡って向かいました。
ここには水槽があり、古代魚のアロワナもみることができます。
娘は目をランランと輝かせて魚を見つめていました。
注:写真はアロワナではありません
そして、階段を上るとオニバスが敷き詰められた温室になっています。
オニバスの下に古代魚が泳いでいるという作りになっていたのです。
運が良ければ、エサやりの時にアロワナが飛び跳ねる姿が見られるそうですよ。
まとめ
熱帯ドリームセンターは雨でも子どもが楽しむことができるスポットでした。
植物だけでなく、様々な展示を見ることができ、3歳の娘でもはしゃいでいましたよ。
晴れていたらもっと素敵な景色が見られたかとは思いますが、フォトジェニックなスポットも多いので、ぜひ雨の日の観光地の候補に入れてみてくださいね。
コメント