沖縄で星を見よう!沖縄は日本一多くの星に出会える場所

星空案内
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日本の一番南に位置する沖縄県には、
青い海やサンゴ礁の南国イメージが強いと思います。
実は日本で最も天体観測に適しているんです。

全天にある88の星座のうち
80以上の星座を観ることができます。
また、沖縄の上空にはジェット気流が吹いていないため
星をはっきりと見ることができるんですよ。

そこで沖縄の星空の特徴や
沖縄でしか観ることのできない星座などをご紹介します。


日本一多くの星に出会える沖縄


沖縄には北は伊平屋島の北緯27度から
南は波照間島の北緯24度までの間に
有人島が点在しています。

北緯35度の東京から沖縄まで南下すると
8度~11度も地平線が下がり、
隠れていた星が見えるのです。

東京からだと全天88星座のうち全部見える星座は62、
一部見える星座は14の計76星座が見えます。

沖縄本島からですと、全部見える星座は69、
一部見える星座は13の計82星座

八重山諸島からは、全部見える星座は71、
一部見える星座は13の計84星座
多くの星座を見ることができるのです。



日本で南十字星が見られるのは沖縄だけ


写真提供:国立天文台

本土から見ることのできない星座で代表的なのが
「南十字星」で知られる「みなみじゅうじ座」です。

実は、全88星座のうち最も小さい星座のため
沖縄でも限られた時期にしか見ることのできない希少な星座なのですよ。

観測できる時期は、12月下旬~6月ごろ。
南中時間が20時~23時となる
4月初旬~6月初旬が観測しやすく、
5月がおすすめです。

石垣島天文台のHPで
南十字星の南中時間を知ることができます。
参照:南十字星モニター|石垣島天文台

沖縄本島で観測するのであれば、
南部の糸満市の喜屋武岬、
南城市の奥武島、
南城市の知念岬公園などが知られています。

水平線ぎりぎりで障害物があると見えなくなってしまうため、
本気で南十字星の観測をしたい場合は、
八重山諸島に行かれるのをお勧めします。

特に波照間島は、南十字星が見られる島として有名です。

その他の沖縄で見られる注目の星座

ケンタウルス座とオメガ星団

春から夏にかけてみられるケンタウルス座は、
半人半馬のケンタウルスをかたどった星座です。
腰のあたりに位置する『オメガ星団』は、
全天で最も大きな球状星団です。
肉眼でも見ることができますよ。

りゅうこつ座とカノープス

りゅうこつ座は東京でも一部見ることのできる星座です。
その一等星『カノープス』はシリウスに次いで
恒星として全天で2番目に明るい星です。

本土では地平線ギリギリに位置するために
なかなか見ることができない貴重な星なのです。

沖縄ではりゅうこつ座全体を見ることができ、
2月ごろが『カノープス』を見るのに適しています。

カノープスを見ると長生きできると言われていて、
中国では「南極老人星」という長寿を司る神様や
「寿星」と呼ばれ、縁起の良い星です。
冬の沖縄に来られた際にはぜひ見つけてみてくださいね。

沖縄での天体観測の注意点

沖縄で天体観測をする際には、
足場が悪い場所が多いので歩きやすい靴や服装を着用しましょう。
観測場所ではハブがでる場合もありますので十分に注意してください。

慣れない場所に個人で行くよりも、
宿泊している宿などでツアーを開催している場合もありますので、
ツアーに参加するのがおすすめですよ。

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