秋の星座の覚え方☆神話の物語をたどりながら見つけてみよう

星座にまつわる話
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だんだんと涼しくなって、
日が暮れるのが早くなる秋の夜長は、
天体観測がしたくなる季節ですよね。

秋の夜空は一等星が1つしかないので、
見つけにくく覚えづらいというイメージがあります。

秋の星座は他の星座とはひと味違い、
古代エチオピア王国にまつわる登場人物が集結していて、
夜空いっぱいに一大絵巻を繰り広げているのを楽しむことができるのです。

その登場人物を順番にたどりながら、
秋の夜空の星座を見つけていきましょう。


「秋の大四辺形」ことペガススの大四辺形が目印


秋の夜空は一等星がみなみのうお座のフォーマルハウトだけで、
淡い光の星が多いです。

そのなかでも頭上のあたりに位置する、
ほぼ真四角になる4つの星が目に留まると思います。

このペガスス座の胴体をあらわす「秋の大四辺形」を目印に、
秋の星座を見つけていきましょう。

古代エチオピア王国にまつわる神話


北の空の高い位置には、
北極星を見つける目印となるW字型に並ぶ
カシオペア座が見えています。

秋の夜空に繰り広げられる
古代エチオピア王国にまつわる一大絵巻は、
このカシオペア座と
その西側にある五角形のケフェウス座、
東側にあるアンドロメダ座から始まります。

美しいアンドロメダ姫

昔むかし、エチオピア王家に
カシオペア王妃と夫のケフェウス王がいました。

二人の間にはアンドロメダという
大変美しいお姫様がおり、
カシオペア王妃は自分と娘の美しさを
自慢に思っていました。

そしてその自慢はエスカレートし、
海の神の孫娘である妖精よりも美しい
と言い始めたのです。

お化けくじらと勇者ペルセウス

孫娘を馬鹿にされて怒った海の神ポセイドンは、
お化けくじらのティアマトをエチオピアの海岸に送り込みます。
お化けくじらは津波をおこすなど大暴れし、
ケフェウス王を困らせました。

ケフェウス王が神様に相談したところ、
ポセイドンの怒りをしずめるためには、
アンドロメダ姫をいけにえに差し出さなくてはならない
と告げられたのです。

アンドロメダ姫が海岸の岩に鎖でしばりつけられ、
お化けくじらの餌食になろうとしたそのとき、
天馬ぺガススに乗った
勇者ペルセウスが現れたのです。

ペルセウスは魔女メドゥーサを退治した帰り道でした。
その目を見たものは、
恐ろしさのあまり石になってしまうという
メドゥーサの首を持っていたペルセウスは、
お化けくじらにその首を突きつけました。
メドゥーサを見たお化けくじらは石となってしまい、
海の底に沈んでいきました。

助けられたアンドロメダ姫とペルセウスは恋に落ち、
二人は結婚し、子宝にも恵まれ、
いつまでも幸せに暮らしたそうです。


星座を見てみると、
アンドロメダ座に寄り添うように、
アンドロメダを助けるペルセウスの愛馬のぺガスス座があります。

そして、アンドロメダの足元にはペルセウス座の姿が見られます。
アンドロメダ座の下の南の空には、くじら座が大きく立ちはだかっています。

ロマンティックな秋の夜空

まさにアンドロメダ姫のピンチに
白馬どころか天馬に乗った王子様が現れて結ばれるという、
ロマンティックなお話でしたね!
このストーリーを想像しながら。
秋の星座探しを楽しんでみてくださいね。

沖縄で見られるもう一つの一等星「アケルナル」

冒頭で”秋の夜空は一等星がみなみのうお座のフォーマルハウトだけ”
とお伝えしたのですが、
実は私の住む沖縄ではもう一つ一等星が見えるんです。
エリダヌス座の一等星「アケルナル」です。

南の水平線上ギリギリに輝いています。
南側が開けた場所でないとなかなか見ることは難しいのですが、
沖縄で見られる秋の2つの一等星をぜひ見つけに、
大切な人と一緒に見にいらしてくださいね!

ロマンティックな神話と
2つの一等星で幸せな夜を過ごせますように☆

Youtubeでも解説動画をあげていますので見てみてくださいね!

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