方角を知るための道具といえば『コンパス』ですが、日常的に持ち歩いている人は少ないですよね。でも、地図を見るときや森や山で道が分からなくなった場合などで方角を知りたいときってあったりしますよね。最近はスマホでわかったりもするようですが、スマホの電源がない時や電波が入らない時もありますので、天体で方角がわかったら便利なはずです!そこで、天体で方角を知る方法をご紹介します。
目次
太陽と時計で方角を知る方法
日中太陽が出ていて、アナログ時計を持っている場合に、方角を知る方法があります。
- 太陽の方向にアナログ時計の短針を向けます。
- 文字盤の12時の位置を確認します。
- 短針と12時の真ん中が「南」の方角になります。
時季や場所によって少し誤差はあるそうですが、だいたいの方角がわかります。
北極星で北を知る方法
星で方角を知ると言えば、「北極星」ですよね。
北極星は真北の方角に常に輝いている星です。夜に方角を知る時の目印として昔から親しまれてきました。
ただし、北極星は2等星なので少し暗いため、慣れないと見つけづらいと思います。
そこで周りにある1等星を含む星座から北極星を探すのが有名な方法です。その方法は2種類あります。
北斗七星から北極星を探す(春から夏)
画像提供:4D2Uプロジェクト国立天文台
北斗七星は7つの明るい星からなっていて、大きなひしゃくの形をしています。春から夏にかけて北の方角を見ると、見つけることができます。
北斗七星のひしゃくの先の部分にある2つの星を線で結んで、5倍伸ばしたところにあるのが「北極星」です。
カシオペア座から北極星を探す(秋から冬)
画像提供:4D2Uプロジェクト国立天文台
カシオペア座は「W」の形をした星座です。秋から冬にかけて北の方角を見ると、見つけることができます。
カシオペア座の「W」の両側を伸ばして、2つの直線が交わるところと真ん中までの長さの5倍の位置に当たるところにある星が「北極星」です。
月で方角を知る方法
月は太陽の光を反射して光っています。そのため、月の光っている部分は太陽がある方向になるので、日没の前に月が出ていれば、光っているのは西側、午前0時以降に月が出ていれば、光っているのは東側ということになります。
星座の位置で方角を知る方法
画像提供:4D2Uプロジェクト国立天文台
南に上る代表的な星座を知っていると、その上ったり沈んだりしている向きで大体の方角が分かります。
例えば冬の星座でわかりやすい「オリオン座」が南中していればそちらが南、上っているところだとおおよそ東側、沈んでいればおおよそ西側だと判断することができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?天体から方角を知ることができれば、いざというときに役立つと思います。知っていたら、お子さんから尊敬されちゃうかもしれませんよ!?ぜひ覚えておいてくださいね。
ただ、天体観測の場合は、これらの方法でなんとかなるかもしれませんが、山登りなどではコンパス持っていた方が良いと思いますよ!
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