天体観測のおすすめの場所☆初心者は満天じゃない方が良い!?

星空案内
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天体観測をする場所はどんなところが良いと思いますか?
都心から離れた暗い場所で、周囲に明かりが無くて、空気が澄んでいるところ。というのを聞いたことがある方が多いのではないでしょうか?
満天の星空が見たいときにはもちろんこの通りなのですが、星座を見つけるのがまだ不慣れな初心者さんは満天の星空ではない方が良いのです。どういうことなのか詳しくご説明しますね。


満天の星空は本当に天体観測に向いているのか


このような満天な星空を見たときにあなたはどう思いますか?
キレイ☆と思うと同時に、星多いなと思いませんか?
そうなのです。空に星がありすぎると、どれが星座の星なのかがわかりづらくなってしまうのです。
星を探すのに不慣れな場合は、北極星を見つけるのにも苦労するかもしれません。

一方こちらは街中の星空です。
見える星の数に雲泥の差がありますが、中心にひし形のこと座があるのがわかりやすくありませんか?

星座を見つけたり、望遠鏡に星をとらえたりするのにまだ自信がない場合には、星が見えすぎない場所で観測するのをおススメしたいのです。
それでは、初心者が最低限満たしておいた方が良い条件を見ていきたいと思います。

最低限満たしてほしい天体観測の条件

空が晴れていて風が速くないとき

星を見るのであれば、当然晴れていないと見えません。
そして、風や気流の流れが速くない時が良いです。望遠鏡で見たときに揺らぎが少なくなるためです。

夜晴れるかどうかの判断の助けとなるサイトをご紹介しますね。

星空指数


星空指数は日本気象協会の天気予報サイト「tenki.jp」のサービスです。
観測する地域の「星空の見え方」を100点満点の指数で教えてくれます。
星を見に行くときは、指数70点以上であると良いでしょう。
あくまでも予報ですので、外れるときもありますよ。

GPV 気象予報


スーパーコンピュータが予測する高解像度の天気予報です。
雨や雲の量を1時間刻みに知ることができます。
また、風向きや風速、気温や湿度の予報もできるので便利です。
ただし、一般的な天気予報のようにアイコンで天気がわかるようなものではないので、見るのに慣れが必要です。
雨量・雲量の場合は、黒い部分が雲量0〜10%(快晴)で、白が濃くなるにつれて雲量が増えます。真っ白は雲量90〜100%の曇天です。雨が降る場合は「紫〜青〜緑〜赤」になるにつれて雨量が増えていきます。
見ていただいて、わかりづらいなと思ったら星空指数を使うのが良いと思います。

近くに照明がなくて空が開けているところ

街中だと、高い建物の屋上や、広い公園などが良さそうですね。
ただし、開けた場所であっても灯りが近くにあって目に入ってしまうと、弱い光の星は見えづらくなってしまいます。
街灯や自動販売機、自動車のヘッドライトなどができるかぎり直接見えない場所や隠れる場所で観測しましょう。

ですが、街中では真っ暗にできるところは少ないですので、ある程度暗くて、夏なら夏の大三角が、冬ならオリオン座がはっきり見えていれば、星座探しや、望遠鏡での観測はできると思います。私は東京23区内の学校の校舎の屋上や、近くの公園や土手などで観測をしていましたよ。

月明かりがないとき

月の観測時以外は、月あかりがないときが良いです。
月あかりが明るいと、星が見えづらくなってしまいます。
月が大きな日や時間帯は避けた方が他の星が観測しやすくなります。

日の出・月の出カレンダーは都道府県ごとに月の満ち欠けと月の出・月の入の時間が分かるので、とても便利ですよ。

このような、星座に含まれる2等星の星を見られる程度の条件で、家から近い場所での観測を何度も繰り返していくと、自然とどれがどの星座なのかわかるようになってきますよ!
星を見ようと思うと、移動が大変だと思われていた方は、お近くの開けた場所でぜひ気楽に星空観察を楽しんでくださいね☆

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